2022年2月、パリのノートルダム大聖堂の再建を始める準備がようやく整った。だがその前に、考古学者に助言を求めなければならなかった。フランスの法律では、古代の遺物や遺跡が見つかる可能性のある土を掘り起こすような建設プロジェクトには、政府の考古学者によ ...
2019年に大規模な火災に見舞われたパリのノートルダム大聖堂。尖塔の再建の前に行われた発掘調査で、建造された中世の光景を蘇らせる芸術作品の断片が1000点以上も見つかった。
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滝の裏側で数千年も燃え続けているその小さな炎は、米国ニューヨーク州のチェスナットリッジ公園の名物だ。「永遠の炎」と呼ばれる自然現象のひとつで、これはずっと人々の想像力をかきたててきた。
フランス、トゥールーズ先端研究センターの認知生態学者であるセシル・サラビアン氏はさらに一歩踏み込んで、霊長類のメスが不潔なものに嫌悪感を抱き、食べ物を慎重に選び、病気に感染する機会を減らしていることが、オスよりも長生きする理由の1つになっているのでは ...
古代エジプト人にとって、踊りは生活に欠かせないものだった。死者がすんなりと死後の世界に向かえるようにしたり、地上で生きるよろこびを表現したりするために、人々は日々踊っていた。エジプト学者たちは、2000年にわたって墓や神殿に描かれてきた踊り手たちの姿 ...
例えば、腱はかかった力に応じて強化され、より大きな力に対応できるようになる。器具や自分の体重が生み出す抵抗を利用する「レジスタンストレーニング」は、コラーゲン量を増やして細胞組織を改善することができ、痛みを和らげ、腱を強くする。(参考記事: ...
古代ローマの剣闘士、グラディエーターは映画にうってつけの素材だ。皇帝や貴族が見つめるなか、屈強な男たちが恐ろしげな武器を手にコロッセオ(円形競技場)で一対一の死闘を繰り広げる。動物的本能をむき出しにして闘う剣闘士と、奢侈(しゃし)にふけり堕落した支配 ...
「ルーシー」として知られる人類の祖先の化石が世界的現象を巻き起こすことを最初に予感させたのは、1974年12月、フランス、パリの空港でのことだった。税関を通ろうとしていた古人類学者のドナルド・ジョハンソン氏は、バッグの中に入れていた包みを、「エチオピ ...
旧江戸城の外堀で採取した水から、東京都では明治29年(1896年)以来128年ぶりに緑藻の「ボルボックス」が見つかった。ボルボックスは「緑の宝石」の異名を取るユニークな植物プランクトン。発見した法政大学自然科学センター・法学部の植木紀子教授(細胞生理 ...
体温付近の約35度を超えると強く接着し、下回ると接着力が1000倍落ちてはがれやすくなる「ハイドロゲル接着剤」を、東北大学のチームが開発した。海の潮の満ち引きがある場所で岩や人工物に強力にくっつくムラサキイガイから着想した。ヒトの体内に神経伝達物質と ...
糖類の取り過ぎが体によくないことは、ほとんどの人が知っている。肥満、脂肪肝、2型糖尿病、心臓病、がんなどの健康上のリスクと関連していることから、糖類の摂取をぜひともやめたい悪習リストの上位に挙げる人は少なくない。